2012年も終わろうとしている。

今年は14年ぶりにフルアルバムがリリースされた。

デイブ参加のアルバムとしては38年ぶりだ。

好調なアルバムセールスに後押しされるように、つづくツアーも順調そうで来日まで決まっていたが、エディーの腸に穴が空いてしまってそれは来年に持ち越されてしまった。

それはともかく、体つきも年齢相応な感じになり、気分も一新されたようで旧友のスティーブルカサーも涙を浮かべるほどの復活ぶりはうれしい限りだ。

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そこで、工房として気になるのは足下だ。

少しずつモディファイを加えられながら前世紀から使い継がれていたへの字型のボードがついに引退したらしい。

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今回のツアーで使われている新しいボードがこれだ。

なんだかスイッチがいっぱい並んでてかっこいい。

アンプのチャンネル切り替えが奥で、エフェクトが手前になってる。

への字の時にはエフェクトが奥だったが、Unchained Ain’t talkin’ ‘bout loveなどフランジャーを細かく踏む曲はつらいんじゃないかと思っていた。

たぶん、内容はコーラスがMXRの新しいコンパクトなヤツになったのと、バッファの入りかたが変わったくらいではないかと思う。

ワウだけ直につながれて、フェイザー、フランジャー、オクターバー、コーラスがループボックスを介してつながっているもよう。

エフェクト用のボックスのCATHEDRALはラックのロングディレイのバイパスコントロールで、ボード上のループではない。DDLSはなんだろう?CATHEDRAL以外のラックエフェクトのコントロールか、ワウの横にワーミーが乗ってる写真もあったのでそれ用のループだろうか?

キメラを作ったあたりから、チューナーとタップテンポ付きのディレイ以外は自作のものを使っていたが、エディーのニューボードに触発されて僕の足下も一新することにした。

エフェクターは基本的に市販のものを使うつもりだ。しかし、アンプのフットスイッチは省スペースのために可能なら自作したい。

Peavey5150 / Ⅱはそれぞれの端子をアースに落とすだけの単純なものなので、コネクタさえ合えば簡単に自作できた。しかし、最近手に入れた50W5150 Ⅲは普通のモノラルのフォーン端子一個で3チャンネルの切り替えとエフェクトループのon / offをまかなってしまう優れものだ。

優れているのは結構だが、簡単には自作できない。

真ん中の訳のわからないICも入手はできそうだが、data sheetにはProgrammable System-on-Chipなどと銘打たれており簡単に手が出せるものではなさそうだ。回路自体はそんなに複雑なものではないので作れそうではあるが、たぶん、P1と書かれた端子から何らかのプログラムを書き込むような操作がいるのだろう。    ・・・・・   ムリ 

アンプのフットスイッチはそのまま使わざるを得ないようだ。

となると、かなり効率的に配置しないと手持ちのボードに納まりそうにない。

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そこで、考えたのがこれだ。

アンプのフットスイッチを浮かせてループボックスの配線部分の上に乗せてしまう立体構造だ。

ただ持ち上げただけではフタがしまらないので高さを抑えるためにフットスイッチは斜めにしなければいけないようだ。

ちょっとめんどくさいが、多分奥側のスイッチはこれくらいの角度の方が踏みやすいだろうしこの線でいくことにした。


もちろん、これに合うような都合のいい市販のケースなんてあるわけないので、ループスイッチはケースから作らねばならない。

こんな感じの配置でいけそうだ。

とりあえず、2012年が終わってしまいそうなので、一旦ここで項を閉じよう。

次は制作編。






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