2年ぶりにRiver Rockがあった。
ほのぼの系イベントなので他に出るバンドはブルースとかカントリー風とか耳にやさしい音楽だ。
今回
3回目の参加になるが、いかにマイルドな音にするかが毎回課題となる。
そこで苦肉の策のようなものだが、結構面白い音作りができたのでちょっとレポしてみたい。

 簡単に言ってしまえば、Piezo付きのAxis(銀ピエ三)Piezoとマグネットを別々に鳴らしただけなんだが、Piezoのアコースティック風な音にマグネットの方を歪ませてブレンドした。ギターのボリュームで歪み具合を調節して様々な歪みの音をブレンドすることで結構多彩な音になった。

 前回の
River Rockでは、歪みをMarshall 9000で作り、Piezoはサンレコを見て作った自作のチューブプリで鳴らした、サンレコだけにマイクプリも兼ねた想定のプリなので、和音と単音の音量の違いなどが素直に出すぎて歪んだ音とうまく混ざらないのでコンプレッサーをかませた。同時にコンプのhi落ちでギラギラした高域がうまく落ちてかえって太い音になり、これはこれで気に入っていた。 今回は、最近Rock Masterを中古で入手したので歪みをこれで作り、Marshall 9000をクリーンで使ってPiezoを鳴らす贅沢仕様だ。ギターアンプの特性なのか、大きな入力も歪むわけではないがそのまま音量差として出ず、ちょっとリミッターがかかった感じでコンプをかまさなくても歪んだ音とうまく混ざってくれた。コンプは前回のように入れっぱなしではなくPiezoのアタックが目立ってほしくないところで使った。Take me backのアコギ風のイントロとか、Best of both worlds12弦風の音とか結構いい感じになったと思う。

 以前、Piezoをアコギ用のDIで直接PAに送って同じような事を試みた事がある。コンプなしでPiezoの音量の幅が大きかったのと、モニターではPiezoと歪みの混ざり具合がさっぱりわからないので、うまくいかなかった。River RockPAなしでアンプの音がそのまま前に出るので、直接混ざり具合を耳で確認できたのもよかった。

青天井で響きは全くなしなので、今回はPiezoの方にはBOSSSE-50でエコーとリバーブをかけてみた。

足下はディレイとチューナー以外は全て自作だ。ボードの左に写っている赤いのがコンプでTonepadに出ていたオプティカルコンプ。DODのコピーらしい。アンプのフットスイッチも自作。5150TにもUにもRock Masterにもつながる便利なヤツだ。そのうちこの辺りもレポさせてもらいたい。

と思ったまま実は数年経過しているのだが

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