ついにピックに手を出した。NKJさんお気に入りのケリーさんモデルとかじゃないよ。
PIC。
”ぴーあいしー”だと思ってたんだけど、”ピック”と読むんだそうだ。
Peripheral Interface Controllerの頭文字をとったもので、コンピューターの基本的なモジュールがIC一個の中にまとめられたものだ。
以前から、その存在はなんとなく知ってた。けど、プログラムを作ったり、専用ツールを使って書き込んだり、そもそも、回路に実装するお作法が想像できないので敬遠していた。
結論からいくと、案ずるより生むが安しってヤツで、やってみるとそれほどのものでもなかった。
PICを使えばそこそこの事はできるだろう事も予測はできていたのだが、上記の理由で避けていた。メモリー機能はディップスイッチで機械的にごまかしてロジックICを組み合わせて作った方がきっと簡単に違いない、と試してみてたんだけど、基板も大きくなるし動作も不安定でよほど難しかった。
今回お世話になった本。
とりあえずこれ一冊でなんとかなった。プログラミングから、回路のお作法から、基本的なことはわかった。
アセンブラ言語というのを初めて使った。マシン語に直結した最も原始的なコンピューター言語だ。C言語とか、BASICとかプログラムを作るにあたって理解しやすいように作られたものは高級言語というらしい。一般的に高級になるほどプログラムは書きやすいけど処理速度が遅くなる。
BASICなら多少わかるけど、Cも使った事がない。けど、今回のは単純なものなのでなんとかなったよ。この本で解説されているPIC16F84Aは命令が35個しかない。それだけに自由度が制限されるんだけど、事始めにはちょうどよい。
そういえば、子供のころ親父がなんかやってたのを思い出した。よくわからないけどZ80あたりでマシン語でのプログラミングをしてたんだと思う。”マイコンの何たら・・・”と称した本がいくつもあって、読んでみようという気を起こしたこともあったな。さっぱり訳がわからなかった。一冊まるごと読もうなんていう気はなく、必要なのはこの辺だろう、ってな感じでつまみ食い的に読むもんだから理解できるはずがなかった。
おまけにコラムに ”コンピューターには虫がつくけど、殺虫剤は効かない。” みたいなことが書いてあって、しばらく本当に、”気をつけないとコンピューターには虫がわくんだ” と信じていた。プログラム上の間違った記述をバグ(虫)と呼ぶのをジョークにしたものだが、気付くのに数年かかった。ひどく親父に馬鹿にされた。
この辺の幼き日の体験がPICに対する心の壁になってたのかもしれない。 ・・・・・・ 一般的にはこういうのを言い訳と言うらしい ・・・。
と、いうことで今日はこの辺で。
何を作ったかも書かなかったけど、なんとなく察しはつくでしょ?
我が輩にまだ名はない その1
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